鹿児島旅行レポート(5)最終回

前回から本当に間が開いてしまいましたが、レポート第5回目、
今回で一応終わりの予定です。


3日目 鹿児島の天気 曇りのち雨 東京の天気 晴れ


AM7:40 起床
 2日連続で7時台起床なんて奇跡だと思う。昨日の具合じゃ
きっと9時半とかに目が覚めてパニックになると思ってたのに。
2日酔いの感じはなく、ちょっとばかし頭が重い程度だ。
さすが焼酎、2日酔いにならないといわれるだけのことはある。
 朝食をとる。メニューは昨日と全く変わらなかった。ビジネス
ホテルだから仕方ないか、と思いつつもちょっとは変えてくれる
と嬉しいなとも思う。


AM10:00 出発
 ホテルを出る。今日は最終日なので荷物も一緒だ。チェックア
ウトの時に宿泊料金を払わなくてよかった(事前振込)ので何だ
か不思議な気分になる。お茶を買って鹿児島中央駅へ。


AM10:20 鹿児島中央駅 
 とりあえずロッカーに荷物を預ける。が、酒やら何やら1日目と
2日目に大量に買い込んでいたので300円のロッカーに入らずorz
仕方なく400円の大きめのロッカーを借りる。小銭を出そうと
思ったら100円玉がない!orz結局近くの自販機でコーヒーを
買ってバラす事に。せめて両替機ぐらい置いて下さい(心の叫び)


AM10:40 指宿枕崎線 特急なのはなDX3号
 という電車に乗り込む。折り返し運転だったので座席が進行方向
とは逆を向いたまんまだった。う〜む、これじゃ酔っちゃうぞ、と
思案していると、近くに座った地元の方が自分で座席の方向を変えて
いた。よし俺も、とやってみたけど座席の下にハンドルやスイッチ
らしきものは見当たらない。普通新幹線とかだと座席の下にハンドル
があるはずなんだけど…。あのオバちゃんはどうやって向きを変えた
んだろう?考えていると、そのオバちゃんが助け舟を出してくれた。
どうやら座席自体を回転させるのではなく、背もたれの部分だけスラ
イドさせて座席の方向を変えるらしい。こりゃ気付かなかった。


AM10:52 谷山駅
 今日見学に行く本坊酒造貴匠蔵の最寄り駅、谷山駅に着く。
ここから工場までは歩いて30分。天気は雨。近くにはタクシー。
どうするよ、俺!?
……結局歩いたけどね!!(馬鹿)
 途中長い1本道があったので思わずパチリ。
 


AM11:30 本坊酒造鹿児島工場 貴匠蔵

 今回の旅の最大の目的、本坊酒造鹿児島工場に到着〜。が、俺以外に
人がいない…。平日の午前中だからそりゃ仕方ないけど。とりあえず中
に入って受付のおねえさんに工場見学の申し込みをする。
 工場は売店に併設されているらしく、奥の扉を開けるとすぐに芋のい
い香りが漂ってきた。まずは米麹を作るところから説明が始まる。



まずは米を蒸し、蒸しあがったものをこの木の台の上に広げる。
そこに麹菌を撒いて米麹を作る。米は黄色くなるらしい。



出来上がった麹に水と酵母を加えて混ぜる。これが1次もろみとなる。
1次もろみは30度以上になると2次もろみを混ぜる段階で腐りやすく
なってしまうので熟成が終わる1週間のあいだは温度に気をつけての
作業になるそうだ。



1次もろみに蒸した主原料(芋や麦など)と水を加えて混ぜる。これが
2次もろみとなる。いわゆるドブロク(主原料こそ違うけど)のような
ものである。写真を見てもらえるとわかるけど、とても焼酎の色ではな
い。ナメック星人の血の色のような緑色だ。これをよくねかせた後蒸留
する。



2次もろみ(アルコール発酵が終わったもの)を蒸留機に入れて蒸留
する。蒸留のはじめはアルコール度数が70度近いものが出てくる。
これが「初垂」である。蒸留を続けて、アルコール度数が10度ぐらい
になったら終了する。この時点ではアルコール度数は37度(いわゆる
原酒)と高めなので、これに水を加えて25度まで中和する。それを貯
蔵し、熟成させたものが私たちの元に届く焼酎である。



これが芋焼酎の主原料として有名な「黄金千貫」。表も白いが中も白い。
この芋の端っこはあまり美味しくないらしいので、蒸す段階で切り取っ
てしまうらしい。



 見学は15分程度で終わり、あとは心ゆくまで焼酎の試飲タイム♪(マテ
が、昨日の悪夢があるので殆ど飲めず…。でも芋焼酎の全銘柄は飲んできた
ぜ(馬鹿)
 ここでは新たに焼酎を買うことはせず、上等梅酒(990円くらい)を
買って帰る。


PM12:30 谷山駅
 さっきと同じ道を辿って谷山駅に戻ってくる。が、次の電車まで20分
以上あるらしく、特にすることもないのでネタを探す。

「ミニコンビ二 ビッグキオスク」
大きいんだか小さいんだか、はっきりしたほうがいい。


PM1:15 鹿児島中央駅
 鹿児島中央駅に戻ってくる。とりあえずバスの時間までに昼飯を食べて
おかなければと思い、アミュプラザの地下にある「こむらさき」という
ラーメン屋へ向かう。


PM1:30 こむらさき
 ここは2日前に食べた「豚とろ」とは違い、麺の味に特化した感じだ
った。麺は凝固剤であるかんすいを使わずに蒸しているらしい。そのせ
いなのか、ラーメンとは一味違ったあっさりした感じと食感が楽しめた。
ただ、惜しむらくはそのお値段。1杯900円はラーメンにしては少し
高い気がする。


PM2:00 つきてん
 鹿児島中央駅の南側に伸びる商店街の中にある揚げ物屋さん「つきて
ん」で「知覧紅」という芋を購入。他の芋とは甘さとかが違うって書い
てあったんだけど…。実際天ぷらにして食べてみたけど、どうやら当た
り外れがあるっぽい。本当に甘いものもあれば甘くないのもあったり。


PM3:00 バスターミナル
 鹿児島空港行きのバスに乗る。片道1200円は何度も言うけど高い。
3日間お世話になった鹿児島市内の風景に別れを告げつつ、鹿児島市
のバスの多さをあらためて実感する。1分間にすれ違ったバスの台数、
実に12台!5秒に1回はバスが来る計算だ。採算はとれているのだろ
うか…?


PM4:00 鹿児島空港
 飛行機の時間までお土産を漁る。地域限定のエリーゼとか買ってたら
袋がパンパンになってしまった。飛行機に持ち込めるのか?これ…。


PM5:20 飛行機内
 東京・羽田に向け飛行機が離陸する。帰りの飛行機は全座席にテレビが
付いていたので、現在位置とか高度が全て分かる形になっていた。そこで
俺は飛行機が時速300キロ程度で空に浮くことを初めて知った(飛行中
は1000キロくらい出てたけど)。


PM6:55 羽田空港
 東京に到着。とりあえずこれで今回の旅は終了。バスの中でぐっすりと
寝る。



総括
今回初めて一人旅をしたんだけど、事前準備をしっかり(というか分刻みで)
していたおかげもあって、大きなトラブルなく無事に終わらせることが出来て
よかった。ただ、時間に余裕を持ちすぎて「待ち時間」が多くなってしまった
のは反省すべき点だと思う。とにかく、「やろうと思えば結構出来る」そんな
ことが分かった旅だった。



 さてと、もう今年も終わりですね。今年の暮れは友達の手伝い等々でコミッ
クマーケットに参加してきます。冬はこれが初めてですが、恐らくこれが最後
になると思います。だからこそ行こうかな、と思ったわけですが…。
 来年は早々卒業旅行で三都制覇の旅です。それとゼミの後輩達と討論会。
あと企業の研修&健康診断。あと定期試験…。あああぁぁ、時間がないっす!