損害保険業界

先日、某損保会社の損害サービス部門(事故対応と調査をして保険金支払いを
決定する部門)の方を訪問してきました。その方は大学の先輩ではないのですが、
その損保会社の説明会の時に、私のほうから先輩訪問させて欲しいとお願いして
実現した訪問です。


先輩訪問というイメージにふさわしく(?)喫茶ルノアールでコーヒーを飲みながら
2時間程度、会社の雰囲気であるとか、仕事の内容、就職活動のことについて
質問してきました。その方は船木和喜似のナイスガイ(古っ)で、とても爽やかな
方でした。俺のしょうもない質問にも丁寧に答えて下さいました。
その話の中で、「損害保険という仕事は」という話があったのですが、
俺が今まで損害保険に対して抱いていたイメージが180度ひっくり返りました。
「そうか、そういう考え方もあるのか」と正直に感動しました。
さすがに第一線で活躍されている方は考え方が違います。俺もいつかこの方の
ようになりたいと思いました。


そいうえば、例え話として「偽装交通事故」のことを話したんだけど、
実際にそういうことはあるそうです。たとえば事故に見せかけた自殺とか。
自殺は免責事項(保険会社が保険金を支払わなくていい条件)なので、保険金は
支払われません。だから遺族は「あの人は自殺するような人じゃない!」と怒る
そうなんです。でもそこは仕事として割り切って、「申し訳ありませんがお支払
いすることはできません」というしかない。損害保険はお金が絡むのでシビアなのです。
その支払うか支払わないか、また、事故の際の過失割合は何対何かを判断し、
お客様に納得していただくことがこの仕事の一番辛いところだそうです。


そんなシビアな世界に俺は今就職しようと頑張っています。
人の役に立ちたい、紛争を解決できる人間になりたい、知識を生かしたい。
それを実現できるのが損害保険という業界なのだと私は思っています。


あ、そういえば今月のジュリスト、確か損害保険特集だったな〜。
そのうち学校の図書館行って見よう。


あとこんなのも役に立つだろうね。

交通事故判例百選 (別冊ジュリスト (No.152))

交通事故判例百選 (別冊ジュリスト (No.152))